松江Ruby会議10の開催レポート

Posted by Akihiro Sada on September 16, 2023 · 1 min read

NaClの佐田です。
松江Ruby会議10が2023年9月16日(土)に開催されました。
皆様に多大なるご協力をいただき、松江Ruby会議10は無事に開催することができました。
本記事では、松江Ruby会議10でのNaClのメンバーのご協力についてまとめました。

松江Ruby会議10とは

松江Ruby会議は、島根県松江市で開催される地域Ruby会議です。
松江Ruby会議10が開催された2023年は、Rubyが30周年、Matsue.rbが15周年の記念すべき年でもありました。
新型コロナウイルスの影響もあり、前回から5年が経ってからの開催となりました。
合計55名の方にご参加いただき、ありがとうございました。

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松江Ruby会議10では、NaClのメンバーにもスタッフとしてご協力いただきました。
メインスタッフとして前田さんと高尾さんには開催準備からご協力いただき、当日スタッフとして田中さん、雄也さん、野坂さん、高田さん、原さんにもお手伝いただきました。

また、松江Ruby会議10は発表者を募集させていただきました。
厳正なる審査の結果、NaClのメンバーにも登壇することが決まりました。
sessionは原さんと雄也さん、LTはまつもとさん、高尾さん、高田さん、井上さんが選ばれました。

詳細は 松江Ruby会議10 の公式サイトをご参照ください。

session 4 「This is not Ruby」

原さんに自作プログラミング言語の「Shiika」について発表していただきました。
最初にShiikaで出力されたルービックキューブの解き方がスライドに表示されており、実際にルービックキューブを解いてから発表が始まりました。
それから、Rubyが静的型言語として実装されていたらどうなっていたのかという視点で、Shiikaをご紹介いただきました。
発表の中で、ブロックからreturnで抜ける時にメソッドからも抜けるのはRuby独自の仕様との紹介があり、会場におられたまつもとさんもそのことを肯定されていました。

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session 5 「ソースコード参照URIの考察と作成したツールの紹介」

雄也さんに「dpu」について発表していただきました。
ソースコードの説明にURLを貼り付けると、開発が進むとソースコードの行がズレてしまい、URLをクリックした時にソースコードの正しくない位置が表示されてしまうことがあります。
このような体験がないか雄也さんが問いかけると、会場からは多数の同意する声がありました。
その悲しい体験を回避するためには固定化されたタグのURLを貼り付けるようにした方が良いとのことで、dpuを使用してGitHubのリポジトリのpermalinkを取得するデモをしていただきました。

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LT 「mrbgemsのすべて」

NaClフェローのまつもとさんに、最初のLTの発表をしていただきました。
mrbgemsは、組み込みソフトウェアのプログラミング言語では初めてのパッケージ管理システムとのことでした。
LTでは5分経ったら銅鑼を鳴らされたのですが、その日最初に銅鑼が鳴らされた時なので銅鑼の迫力に会場の人も驚いていました。

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LT 「最近の小・中学生のプログラミング事情」

高尾さんにLTで発表していただきました。
松江市と全国のそれぞれの小・中学生のプログラミング教育の状況についてお話しいただきました。
松江市ではRuby City MATSUEプロジェクトもあり、小中学生の教育現場でRubyが使用されているとのことでした。

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LT 「自作キーボードの組み立て」

高田さんにLTで発表していただきました。
初めて自作キーボードの組み立てに挑戦したことをご紹介いただき、慣れない作業に戸惑いながらも完成させたとのことでした。
NaClのメンバーの自作キーボードの写真もご紹介いただきました。

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LT 「イベント協賛の価値を見直そう」

井上さんに最後のLTを発表していただきました。
過去に開催されたRubyのイベントの協賛数を企業ごとにグラフ形式でスライドに表示いただき、どの企業がイベントの協賛に多く取り組まれているのかをご紹介いただきました。
NaClの協賛数のデータも発表の中で表示されていました。

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ビンゴ

諸事情でLTの発表者が1人参加できなくなりましたので、前田さんにご準備していただき、急遽そのLTの時間でビンゴをしました。
このビンゴは、NaClの忘年会や慰労会でも使用されました。
前田さんがRubyKaigi 2023でLTをされていたこともあり、会場のRubyKaigi 2023に参加された方からはビンゴを見たことがあるとの声もありました。

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対談

NaClフェローのまつもとさんに、基調講演をしていただいたなかむら(う)様と対談をしていただきました。
高尾さんにモデレーターとして対談を進めていただき、会場で参加されていた方からもご質問をしていただいたことで、RubyコミッターのキャリアやRubyコミュニティについてのお話を聞くことができました。

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るびまの開催レポート

NaClのメンバの田中さん、雄也さん、野坂さん、高田さん、原さんにご協力いただき、「るびま」の開催レポートを作成しました。

開催レポートの作成では、HackMDを使用しました。
開催レポートのテキストを各担当の箇所に書いていただき、写真や公開されたスライドのURL等を追加してから「るびま」に提出しました。

本記事やるびまの開催レポートの写真には、野坂さんに撮影していただいた写真も使用しました。

まとめ

松江Ruby会議10の会場では、ご参加いただいた皆様のご協力のおかげでスケジュールに沿って進行することができました。
ありがとうございました!

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