松江Ruby会議09に参加しました

Posted by Yoshikazu Takata on July 19, 2018 · 1 min read

NaClの高田です。

松江Ruby会議09に参加しました。

  • 松江Ruby会議09
    • 日時: 2018年6月30日(土) 11:00〜
    • 会場: 松江オープンソースラボ
    • 主催: Matsue.rb
    • 後援: 日本Rubyの会

NaClからはゲスト講演、基調講演、一般講演、LTを発表し、Ruby Quizの景品にGoogle Homeをスポンサーとして提供しました。

ゲスト講演

  • タイトル「島根でRubyが使えるようになったキッカケ 〜 10年前松江で何が起きていたか 〜」
  • 講演者 井上浩(NaCl)

ゲスト講演

弊社井上が、Rubyが広まる契機となった2006年ころからの新聞記事、Rubyの日経BP技術賞大賞受賞や松江のできごとを紹介しました。「Ruby はいつも期待以上」とこれまでを振り返りました。

基調講演

  • タイトル 「Ruby はなんでできてるの」
  • 講演者 まつもとゆきひろ(NaCl)

基調講演

まつもとさんがRubyに影響を与えた言語やRubyから影響を受けた言語について講演しました。Rubyに影響を与えた言語としてEmacs, Eiffel, CLU, Sather, Perl Python Smalltalk, C 等を挙げ、Rubyに取り入れた機能や構文が紹介されました。

RubyがEmacsから影響を受けたことのボリュームが多かったこと。まつもとさんが、ため息するように「ちょうどいいが難しい」と言われたのが印象に残りました。

一般講演とLT

山陰在住の発表者によるRubyを使った開発や運用等の多様な内容の講演がありました。

一般講演

  • 一般講演
プログラム 発表者
Redmineの更新を楽にする?1つの方法 橋本将(NaCl)
僕とMastodon 平岡瞬(ゲームリンクス)
若手エンジニア × Rubyプロジェクト = ???」 石川瑞希(ファーエンドテクノロジー)
後方互換の保ち方 日高克也(Misoca)
Yet Another Ruby Application Framework “Alone” 東裕人(ITOC しまねソフト研究開発センター)

 

  • LT発表
プログラム 発表者
松江ではたらく 加藤龍(Misoca)
僕たちとRuby ハー・タイン、ポール(モンスター・ラボ)
わたしとスプラウト.rb 竹田喜世子(日本ハイソフト)
Rubyでつくるスレッド 前田修吾(NaCl)

 
また、松江のRubyコミュニティ(Matsue.rb)の開催があと数回で100回を迎えることを記念したLT大会と懇親会の企画の予告もありました。

Ruby Quiz

講演とLTの後は、会場全員参加の Ruby にまつわるクイズ大会(Ruby Quiz)でした。 クイズは Ruby のコードの正しい実行結果を選ぶ問題と勘で選ぶしかない Ruby にまつわる問題を織り交ぜた出題でした。 Ruby にまつわるクイズ大会なので静かになってしまいそうなのですが、景品を目指す参加者を司会者がいたずらっぽく煽って笑いが起こる楽しい時間でした。

最後に

松江Ruby会議09は、山陰を拠点にする様々な所属のRubyに関わる人、Rubyに興味を持つ人が集まり盛況でした。参加を通して松江でRubyが当たり前のように仕事に使われることや、松江のITコミュニティは10年以上前からの積み重なりがあってのものと再認識しました。